メモ

役に立つ学卒というのは、たくさんの考え方の枠組みを持っていて、様々な問題に迅速・柔軟・確実にそれらの枠組みを適用して解を見出し、その比較検討から最適解を選択していく、そういう能力のある人。ふつう、100人いても出てくる考え方は4つか5つ。1人で7つ8つの考え方を示せるなら、すごい優秀。
だから、講義で考え方の枠組みを示す、演習で様々な課題を学んだ枠組みにしたがって読み解いてみる、大学の授業はこの繰り返しでいい。社会が大学に求めているのも、学生が大学の講義に期待しているのも、こういうことではないのか。オリジナルなつもりの平凡な意見をレポートに書かせて何になるのだろう。